今、再ブームとなっている世界初の「使い捨てカメラ(レンズ付きフィルム)」と、その場で写真が現像される「インスタントカメラ」の特徴などをご紹介します。
■世界初の使い捨てカメラとは?
通称、使い捨てカメラと呼ばれていますが、正式名称は、世界初の「レンズ付きフィルム」です。約95%以上の部品をリサイクしているエコ商品です。
フィルムを入れ替えする手間がなく、シャッターを押すだけで、誰でも手軽に撮影ができ、しかも軽くて、持ち歩きにも便利ということで、爆発的なヒットとなりました。
有名なのが、1986年7月に発売された富士フィルムの「写ルンです」です。販売当初は、レンズとシャッターのみで、フラッシュがついていませんでしたが、1987年にはフラッシュ付きが販売され、30年以上経った今でも、販売されている超ロング製品です。
近年では、ISO感度が100から1600までアップしたり、手ブレ・被写体ブレに強くなったり、見やすい大型ファインダーや高速シャッター搭載など、機能もかなりアップされています。また、水深10mまでの水中写真が手軽に楽しめる防水タイプも発売されています。
■使い捨てカメラ(レンズ付きフィルム)の魅力はココ
旅行先で、デジタルカメラを忘れた、カメラを落として壊してしまった、スマホや携帯の電源が切れそうで撮影できないなどのピンチの時にも役立ちます。
また、デジタルでは表現することができない「リアルなアナログな雰囲気やナチュラル感」などを楽しむことができます。
更に、デジタルカメラと違い、現像するまでどういった写真が撮れているのかわからないというドキドキ感が楽しめるということで、カメラ女子にも人気となっています。撮影後は、写真屋でデジタル画像データ(CD)と注文することもできます。
■インスタントカメラとは?
別名「ポラロイドカメラ」とも言われています。友達や仲間の飲み会やパーティーなどで撮影したら、その場で写真を見ることができるカメラのことです。カメラ屋に行かなくても良いので便利で、その場のコミュニケーションツールとしても役に立ちます。
近年では、従来からの「フィルム方式」と「デジタル方式」の機種があります。
フィルム方式で有名なのが、富士フィルムの「チェキ」です。かわいらしい本体で、カラーや形など種類が豊富で、カメラ女子の人気の火付け役となったと言われています。